靴とは、戦国武将たちが命を預けて戦場を駆け巡った愛馬のようなもの
信長の鬼葦毛・・・
信虎の鬼鹿毛・・・
謙信の放生月毛・・・
馬体の色から愛馬を名づけたように、わたしも革の色から名づけた「愛靴」を履いて、日常という戦場を駆け巡ぐります！
ふと見たら、ヒメオオ丸のかかとがすり減っていました。やってきたのは２０２０年１２月。もう１年半になります。天候の悪い日や、オオクワ丸のローテの隙間をうめるべく奮闘してくれました。そろそろ、「その時」がきたのでしょう。
ということで、専門店に運んでこのように、きっちり修理してもらいました。このような「はじめてのかかとの修理」を、わたしは「成人式」と呼んでおります（笑）。この最初の関門を越えて「ほんとうの大人になった」と言えるのです。おっと、このブログでは靴を戦国武将の愛馬に例えているので「元服」と称したほうが良いかもしれませんね。
思えばかわいそうなやつでした。天候が悪い日の捨靴として、オオクワ丸のローテの隙間をうめるべく影武者として、過酷な環境で履かれる宿命を背負ってきたのですから。しかし、最近、その成長ぶりに驚かされるようになりました。過酷な環境に鍛えられ、そんじょそこいらの高級靴に引けをとらない履き心地の良さや雨を寄せつけない頑丈さが増してきました。
さあ、一皮むけて大人になったヒメオオ丸が、影武者の域を超えて日常という名の戦場で大暴れしますよ～！
