ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされ、幸せな日常をおくれるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメします!
2月に、たびたび訪れた「浅川」で野鳥探索してきました。
京王線・八王子駅で降りると20分ほど歩いて「大和田橋」に到着。橋から眺める風景です。真冬だったあの時とは違い、ぽつぽつと緑が見えます。この風景の違いこそ、季節がはっきりしているわが国の真骨頂ではないでしょうか。
「浅川大橋」方面へ歩いていきます。予想していた通り、野鳥たちの姿がまったく見えません。季節が変わり、ある者は山へ帰り、またある者は本国へ旅立ったのか・・・。あんなに、どこにでも見られたツグミさえいない・・・と思ったら、あそこにいるじゃありませんか!
・・・撮ってみたら、枯れ草の塊でした。えーい、まぎらわしい!(苦笑)
その代わり、これまで見られなかった鳥が上空を飛び交っていました。ツバメです。去る者がいれば、来る者があり。フィリピン、インドネシアから子育てのためにやってきたようです。遠路はるばるごくろうさま、ですね。しかし、木や草むらにとまることなく、ものすごい速さで飛んでいくので、デジカメでは太刀打ちできず。巣作りをはじめる頃になったら、ゆっくり撮影できるでしょう。
「浅川大橋」まで来ました。手前にある「元横山公園」では、桜がきれいに咲いていました。園内は遊びに来た親子連れや、撮影者でいっぱいです。
桜ってほんときれいですね。
もしかすると、ボウズかも・・・。こうなることは予想していたけど、浅川を選んで来たのは、「たとえ、途中まで出会いがなくてガッカリしていても、最後に宝物との出会いを用意してくれる」から。2月20日では、最後にカワセミとの遭遇がありました。「中野橋」を渡り、目の前に「浅川橋」が見えました。残念だけど、あそこまで行ったらあきらめて帰ろうと思い、土手の草むらに目をやると・・・
<(ん、なんか派手な色の塊が見えるぞ?)
<(あれ、動いてるぞ。なんだあれ?)
<(おおーい、あれ、国鳥様じゃないか!?うわー、すごい!!)
なんと、そこにいたのはキジでした。周りには、薄茶色した地味なメスが3羽いました。言わずもがな、わが国の国鳥様にあらせられます。
やっぱり今回も大逆転がありました。初心者でも、こうして宝物のような野鳥と出会えるのが浅川の魅力なのです。何度でも訪れたい場所ですね。
<つづく>