天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

宿命の対決「なめ味噌対蒲鉾」

ひさしぶりにお出かけ。はじめての「ロマンスカー」ニャン♪でも、なんで、コソコソしているのかニャン・・・?


(緊急事態宣言が出ているからだよ)


(そうか、じゃあ、みんなに見つかって非難されないようにコソコソいくニャン・・・。でも、どこに行くのかニャン?)


(コソコソ・・・こ、この提灯は!?小田原ニャン!)



なぜ、いま小田原かー、
おそらく、みなさんの家庭や職場で、常日頃から「日本酒に最も合う肴は『なめ味噌』か『蒲鉾』か?」で侃々諤々の議論がなされていると思います。なかには、意見が真っ二つに割れて家庭不和になったり、反対派の上司に睨まれて左遷の憂き目にあったり、洒落にならない事態におちいった方も少なくないかと思われます。まさに、国民的関心事になっている「なめ味噌VS蒲鉾論争」ですが(いつもの妄想ですよ)、わたしもはっきり答えが出せないでいるのです。
そこでー、
そんな日本を被う膠着感を打破すべく、じゃあ本場に足を運んで、本物を食べてみて一定の答えをだそうじゃないか、と。手始めに蒲鉾の本場といわれている小田原に行って、本物を食そうじゃないかと決意してはるばるやって来たというわけです。


さて、どこに行ったら買えるのかな?と駅前を探してみると、なんと老舗有名ブランドの直営店は軒並み夕方5時でシャッターを閉めていました。これじゃあ、日中、一仕事終えたり、観光を終えて帰ってかてから買おうとする客には無理じゃないですか。手に入れずらいという点で減点1。
少し味気ないですが、駅のお土産売場で売られているものを買ってみました。もちろん、老舗の有名なやつをです。


ホテルにチェックインし、部屋に入って早々に開けてみました。まずは、小田原蒲鉾の象徴的存在「鈴廣」からです。蒲鉾の弱点だと考えている「自分で切らなければいけない」という点を、唯一あらかじめ切ってある状態にして克服した優れものです。しかも、厚みに工夫がしてあって、「一番素材の旨味を引き立てる12mm」に切ってあるのだとか。これはいい情報をくださいました。今後、家庭で食べる際は12mmに切りましょう。
さて、肝心のお味のほうは、ガブっ。うん!魚の味が濃い。「魚の臭みがぎゅっと詰まった濃厚な味」になってる~!・・・おや、いま「魚の臭み」という言葉に敏感に反応してしまいましたか?それじゃあ全然美味くないだろう、って。それは違うんですよ。それが本物である証拠なのです。「臭みがあればあるほど日本酒と化学反応」して美味しくなるのです。この味はさすが。加点100ですね。


つぎに、「籠淸(かごせい)」の蒲鉾の変形「貝柱風味」と「しそ巻き風味」を。二本ずつ入っています。ガブリ。「ジュワ~っと噛むたびに魚汁が湧き出て、口いっぱいに臭みが広がっていく」感じ。こちらも美味い~!当然100点満点ですね。



蒲鉾は魚が豊富に獲れる漁港近くと、加工に使う水が豊富な土地で発展していくそうです。でも、そんな土地は全国どこにでもあります。なのに、なんで小田原だけ突出したブランド力があるのかといえば、優れた職人さんが現れて、周りが負けじと切磋琢磨して腕を磨いていったからだと思うのです。それが今日食べたお店たちなのでしょう。
味のほうは100点でした。しかし、なめ味噌の本場で向こうも食さないと正確な比較はできません。近いうちに、今度はそっちにお伺いすることにしましょうか。