ちょっと空を見上げるだけで
すこし耳を傾けるだけで気づく
豊かな世界「野鳥の世界」
それに気づいて生きるのと
気づかないで生きるのとでは
まるで豊かさの違う
人生になりそうです
パワースポット巡りをしていると、よく野鳥を見かけます。最初はおまけとして撮っていましたが、思い入れが日増しに強くなっていき、ついにカテゴリーを設けることにしました。
野鳥の生態はど素人、愛機はもうすぐにでも寿命が尽き果てそうなボロボロのデジカメ・・・。そんな低装備なわたくしですが、「かわいい野鳥を見たい」の一心だけで全国を探索していきます。実際の野鳥は、われわれ人間などには、はるかに及ばない過酷な一生をおくっているのですけどね・・・。
まあ、いいじゃないですか。かわいい野鳥を探して見つけることができれば、かわいいものを見たときに溢れる「幸せ脳内物質」に満たされるのですから。
そう、「野鳥」探しは「幸せ」探しに他ならないのです。「毎日が楽しくない、幸せを感じられない」という人には、ぜひオススメしますよ!
先週、曇り空で訪れた府中市・浅間山公園へ、大雨の翌日、晴天に恵まれた今日再訪してきました。野鳥たちもたくさん飛来していて、良い写真が撮れるはずです。
まずは、京王線・中河原駅から三つ先の東府中駅へ。そこから15分ほど歩いて着きました。「浅間山公園」です。
曇り空の先週とは違い、うって変わっての青空。見える景色も全然違いますね。
どーん!
先週はまったく見えなかった富士山もこの通り。説明版によると、平成17年11月に「関東の富士見百景」に選ばれたとか。
わたし<おーい、富士山よ。どっちの背が高いかくらべてみようか?
(こっち74m・・・笑)
気持ち良い雑木林が続いていきます。これぞ、「わたしたちの心の奥深いところにある『多摩の原風景』」。
こんな説明版が。そうそう、忘れてはいけません。人の手つかずの原生林ではなく、こうやって人の手が入って保たれているのが「多摩の原風景」としての雑木林なのです。やられている方々には頭が下がります。
幸先よく富士山も見れたことだし、なんか今日はツイてそう。かわいい野鳥たちもたくさん見られるのかと思いきや・・・あれ、ぜんぜん鳴き声がしない・・・
先週、頭上から大歓迎してくれたシジュウカラの群れもまったく姿を現さないのです。おかしいなあ・・・
そうこう園内を巡っているうちに橋を見つけました。道路をはさんで向こう側に行けるようです。はじめて気がつきました。
こっち側も同じように多摩の原風景が続いていきます。ただ違うところは眼下に多磨霊園があること。重苦しい負のパワーが放出されていたので、なるべくその方向は見ないように進んでいきます。
すると、少し開けた場所に、数人の寡黙なおじさん集団がいました。みなさん、バズーカ砲のようなカメラを首から下げ、中には持ち運びのできるイスに座るなどして、奥にある水場を凝視しています。見るからに野鳥撮影目当ての人たちです。えてしてこういう場所には暗黙のルールがあるもの。新参者は目立つようなことはせず、後ろでおとなしくしていたほうがいいでしょう。
しばらくすると、みなさん一斉に帰り支度をはじめ、あっという間に去っていきました。一人残っていた話しかけやすそうな方に声をかけてみたところ、見立て通り野鳥撮影が目当てで、今日は何も飛んでこないのであきらめて帰っていったそうです。やっぱり、ベテランさんでも、今日は野鳥がいない日なんですねー。
わたしも、しばらく滞在していましたが、一瞬、目の前を飛んでいったエナガしか目にできませんでした。あわてて撮ったのが、これ。木の幹から、ニョンと出ている尾っぽが写っているでしょう。これじゃあねえ(苦笑)
結局、今日のところは撮れた写真が「0」枚に。0だとしゃくにさわるので、フツーの鳥を撮って「1枚撮った」ことにしておきました(苦笑)
スズメ<チュンチュン!(フツーってなによ、しつれいね!)
今日は晴天だったから?風が強かったから?昨日、大雨だったから?・・・はたまた、最初に人見四郎様のお墓にご挨拶をしなかったからか?
気まぐれで、会話のできない野鳥を相手にする「野鳥撮影」の難しさに見事、ぶち当たりました。パワースポット巡りの「ついで」ならよく出会えるのに、「それ目当て」だと案外出会えないものなのかもしれません。まあ、何事もなかなか上手く事が運ばないから面白いのだし、成果がでたときに喜びが一塩だったりするものです。
次回はもう少し生態などを勉強してから参りましょう。