♪ この美しい日本列島に
クワガタ民族と大和民族の美しい共同体を作りたい
さあ、手をとりあって
夢の社会を作ろうよ
おお、われらが国虫会
栄光の国虫会
大日本国虫会 ♪
2013年9月、駅前大型スーパーで売れ残っていた可哀想なクワガタを引き取ってやりました。はじめは、可哀想で引き取っただけでしたが、その魅力にとりつかれていくようになりました。そのうち、日本に「国虫」が決まっていないことに気づき、この魅力あるクワガタを国虫にしようという高い志をもつようになりました。そして、ついに、その志を遂げるべく「国虫会」を結成しました。総裁をはじめ要職にはわたしが就き、必ずやフリーメーソンを超える秘密結社に発展させたいと考えております。どうか、ご期待のほどよろしくお願い申し上げます。
国虫会 総裁(兼)会長(兼)理事長(兼)幹事長(兼)広報部長(兼)飼育部長 こうやまあきら
めっきり寒い日が増え、あの「永遠に続くのではないか」と恐怖した猛暑もすっかり昔の出来事となりました。
国産オオクワガタのニニギが、大きな体を丸めて止まり木にしがみついたまま動かなくなりました。国産で体が黒くて平べったい種族を専門用語で「ドルクス属」といいます。オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタがそうです。このドルクスは、「越冬」という態勢をとり冬を越します。ドルクス以外の種族、ノコギリクワガタやミヤマクワガタはできません。
(仮死状態になって冬をやり過ごす「冬眠」とは違い、意識がありますので、暖かい日が突然あると、起きだしてエサを求めたりします。そのために、エサを準備しておかないといけないので、油断ならなかったりします)
この越冬という能力は、本来、常夏の東南アジアで発生したクワガタには無かったものらしいです。北上して冬のある日本列島に移動してきた一部が、その環境に適応するために、100万年単位の長い年月をかけて遺伝子を進化させて身につけたのだとか・・・。
そんな気の遠くなる物語を聞くと、こやつらの偉大さと生命の神秘を感じずにはいられないのです。
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