天才詩人こうやまあきらのブログ!

パワースポット巡り100ヶ所、野球観戦100試合、日本酒100銘柄の年間トリプル100を目指して

葉隠流

 

同人誌「多摩郷愁社」を立ち上げました。社名の由来は、「詩とは笑いと郷愁である」という、ぼくの揺るぎない信念からつけました。同じ志を持つ詩人さんがいるとは思えないので、「ひとり同人誌」の形式で活動することにします。これから発表する作品は、すべて「多摩郷愁社」名義になります。どうぞ、期待してやってください。

主宰 こうやまあきら

 

 《作品》

 

葉隠

三連休だと考えず、明日も休みだと考えずに、今日で休みが終わるものだと考えて、今日をせいいっぱい遊ぶのが「葉隠流休日の過ごし方」なのである。

 

 ・・・というわけで、いつものように神宮球場東京六大学野球を思いっきり楽しんできました。法政vs立教 東大vs慶応です。

f:id:akira-kami:20190922102811j:plain

 

旧ブログでは、東大に関する日記をいろいろと書いてきました。どうぞ、笑ってやってください。

【旧ブログより】

オールドファン  2011/04/10

今日は神宮球場東京六大学野球「東大×早大」を観戦。先週とはうって変ってぽかぽか陽気に。三塁側(東大側)の一般内野席に座ったら、ここ辺りは昔から学生野球を観てきた強者のオールドファンがずらり。「高校時代の悪いクセが直ってない」とか「神宮のスピードガン表示は2,3キロ速めにでるから信用できない」とか、野球をよく知っている会話はさすがオールドファンだと感心。

「ええーと、あいつ、ほら、あいつ・・・名前なんだっけ?」とか「ああ、あいつだろ、なんていったっけ?」とか、名前がなかなかでてこないのも、さすがオールドファンらしい(苦笑)

 

ホメオスタシス  2011/10/08

数年前、ビジネス書のコーナーで、いわゆる自己啓発本を何冊か読んでみた。どの本にも、よく書かれていたのは、「ふだん使っている脳は10%で、残りの90%=潜在意識を使えば成功できる」というやつ(「潜在意識」の全容が解明されていないことをいいことに、みんな好き勝手なこと言ってるな、という印象あり・・・苦笑)。
そして、そのつぎぐらいによく書かれていたのが「あなたが成功しないのはホメオスタシスのせいである」というやつだった。人にはホメオスタシスという無意識による現状維持機能があるという。例えば、暑いときには汗をかいて体温を下げたり、寒いときには毛穴をしめて体温を上げたりするのは、体温を維持しようとするホメオスタシスがやっていることらしい。ここまではわかる。でも、「仕事で成功して大金が入ったのに、今までの自分から変わりたくないから、無意識に失敗をやってしまう」とか「テストでいい点をとったのに、今までの自分から変わりたくないから、次のテストで無意識に悪い点をとってしまう」もホメオスタシスによるものだ、など、ここまでくるといくら何でもそれは拡大解釈しすぎだろうという気がしてくる。それ以来ずうっと、こういった類の本はインチキ臭いなあと思っていた。
けれども今日の東京大学の戦いぶりを観て、「もしかすると間違ってないのかも」と思ってしまった。
今日の第2試合「東京大学VS法政大学」は、東大のエースが法政打線をきっちりと抑え込み0対0の接戦になった。8回のピンチを抑えたときには、東大が勝つんじゃないかという雰囲気になった。とうぜんスタンド内の応援が東大にむかう。そしてむかえた9回の裏、法政の最後の攻撃も先頭打者が倒れてワン・アウト。つぎのバッターも打球が1塁手の正面へ飛んでいく。あ、これで2アウトだと誰もが思った瞬間、1塁手がボールを弾いて後ろにそらしてしまい、バッターは2塁まで進んでしまう。そしてつぎのバッターにあっさり外野手の頭をこえる長打を打たれてサヨナラ負けになってしまった。
あーあ、とみんながため息をついているスタンドで、ぼくは腕を組みながら、これってずうっと観てきたパターンじゃないかと思った。東大はいつも終盤まではいい試合をしていて、これは勝つんじゃないかと観客も、おそらく選手たちも思った瞬間に、とつぜん信じられないようなエラーをして自滅していくパターンがひじょうに多い。これを観て、ふと、ぼくの頭にあのホメオスタシスという言葉が浮かんだのだ。東大の戦いぶりは、まさに「試合に勝ちそうになると、(いつも負けている)今までの自分から変わりたくないので、無意識にエラーをして負けてしまう」ホメオスタシスの定義にぴったりと当てはまるのだ。法政大1−0東大

 

完全試合  2013/04/21

あー、寒い!朝起きたら外は冷たい雨。これじゃあ、いくら何でも野球できないだろう、と家でのんびりしていたけれど、なんか気になって六大学野球連盟のホームページを見てみたら、「試合時間を一時間延ばして準備しております」だとっ。「準備している」と聞いちゃあ行くしかない、とあわてて家を飛び出る。まあ、正直言わせてもらえば、中止にしてほしかったんだけど・・・。
 さすがに球場内はガラガラ、寒いうえに折り畳み傘の隙間から小雨が吹きこんできて、じょじょに体温を奪っていく。もうほとんど荒行。しかし、今日はこうなることを見越して防寒対策を講じてきたのである。カバンの中にホカロンを用意してきたのである。で、さっそくホカロンを取り出してみたら、なぜかホカロンではなくて「サロンパス」。しまったー、似ているから間違えて持ってきてしまった~。
 何度も帰るか帰るまいか迷った末に、気がついてみれば、もう試合のほうは9回裏。早稲田に0−3で負けている東大の最後の攻撃に入っている。なぜか東大のバッターが空振りしたり、ファールを打ったり、一球ごとに場内のお客さんたちから拍手と歓声がわき起こる。早稲田が東大に勝つのって、そんなに大騒ぎすることなのだろうか?あきらかに普段と違うただならぬ雰囲気に、ふとスコアボードを見てみると、なんと、ここまで「安打0」「四球0」「エラー0」、つまり、ただの一人も出塁を許していない「完全試合」ペース。完全試合なんて一生に一度観られるかどうか、思わず身を乗り出す。そして最後に代打に出てきたバッターの出身校が日比谷高校というアナウンスを聴いて完全試合を確信(シツレイ)。やっぱり思った通り、へっぴり腰のスィングで空振り三振で試合終了。長い野球観戦歴でも、はじめての完全試合達成の瞬間を目撃することができました。
ああ、これもやっぱり、最後まで荒行のような寒さに耐えて残っていたぼくに、野球の神様がくださった贈り物なのでしょう。ありがとうございました!

 
観よ!これが貴重な完全試合のスコアボードだ
(みんな、観たことないだろう)

 

 

六大学のチームカラー 2013/05/26

昨日、明治に勝って優勝に王手をかけた法政ですが、今日は激闘の末に引き分。優勝のゆくえは明日以降にもちこされました。平日はさすがに観戦できませんので残念です。それにしても法政は強い!そして地味!(苦笑)
六大学の持つそれぞれの(ぼくの勝手な)イメージを書いてみましょうか。まず早稲田、慶應は、強いときはもちろんのこと、弱いときでも、スター選手がいないときでも、名前の知名度は抜群だし、OBは多いしでいつもワーワー言ってるイメージ。明治はスター選手が多く派手で、六大学が母校でないけれども神宮に通うといった無党派層には一番人気があるというイメージ。東大はテレビ局で言えば、テレビ東京のような1弱な存在なんだけど、ただ、どうせ社会に出たら立場が逆転して、おまえらが一番エリートとして、おいしい目にあうんだろう、と複雑な目で見られているイメージ。そして立教は、振り返れば東大が迫まっていてお尻に火がついている立場にいるんだけど、みんな明るく、屈託のない笑顔でかわいがられる弟タイプで、ちょっとした人気者といったイメージでしょうか。で、法政はというと、一応、甲子園で活躍したスター選手なんかをかき集めているんだけど、なぜかみんな、このユニフォームに袖を通すと渋い職人さんに見えてくるという地味地味なイメージ、なんですよねえ。つまり優勝すると一番盛り上がらない大学なんですよお〜・・・って、すみません!随分としつれいなことを書いてしまいました。
でも、その職人カタギのイメージゆえに、ぼくが一番大好きなチームでもあるのです。こういう実力のある職人さんが日の目を見ないのはおかしい、と応援したくなるチームなのです。ほんとですよ。
なにはどうあれ、明日の結果が楽しみです。

 
(おしい!打順が逆だったら、「上下」になっていたのにねえ・・・)