安土桃山時代に、千利休が「わびさび」という新しい価値観を作り、つづいて江戸時代に、小堀遠州が「きれいさび」という新しい価値観を作りました。引きつづいて、現代のわたくし、こうやまあきらが「~さび」の集大成とすべく、「かわいいさび」という新しい価値観を作りたいと思います。
くたニャンみたいな姿は誰がどう見ても、かわいいと思えるものですが、「遠州みもろ焼」のぐい呑みのような姿を単純に「かわいい」とは思えないでしょう。ゴテゴテしていてアクが強いながらも、ふっくらした形にかわいさを見いだすには、深い洞察力と感性が必要とされるからです。
これに経年変化が加われば、かわいくてさびれた風情、「かわいいさび」が完成した形で現われてきます。これが新しい価値観としてみんなの心に定着すれば、この世はもっともっと楽しくて豊かなものになるのではないでしょうか。
きっとそうなる、とぼくは信じています。そのために、このブログをますます充実させていきたいと考えております。
【旧ブログより】
霊力ある陶器
2019/06/02
週末の金曜は給料日でした。さっそく、給料を手にして、ぼくが向かったのは掛川にある「遠州みもろ焼」。ゴールデンウィークに「天竜浜名湖線パワースポット巡りの旅」で訪れたお店になります。
どうです、写真で伝わりますでしょうか?ほとばしる「霊力」が。最近、焼き物にはまってあちこち見て回っていますが、他にはない霊力のようなものを感じて仕方ないのです。おそらく、それが感じられる唯一無二の存在ではないでしょうか。
それは、パンフレットに謳われているように小國神社境内から採られた灰、陶石で造られているからなのかもしれません。いずれにせよ、ぼくのなかでは断トツの存在。またお金が手に入れば、とりつかれたように足を運んでしまうのでしょう。
横を流れる宮川。もっと水が流れていて、砂利の部分が隠れている時期に来れば、木々の緑色や欄干の赤色が川面に映り、もっともっと美しく見えるかもしれませんね。
日帰り旅行なので、じっくり時間をかけることができませんでした。でも、楽しい一日となりました。ありがと~、また来るよ~。天竜浜名湖線~