《つづきです》
「御膳谷」を過ぎると、ゆるやかな上り道になって、もときた休憩所になっている「四つ辻」に着きました。これでどうやら、山を一周してきたようです。
後は降りて駅に向かうだけになりました。「三つ辻」で左右の順路に分かれています。そこで左の登ってきた鳥居のトンネルをもう一度通るよりも、違う順路を通ろうと思い、右側を選んでみました。
すると、その参道沿いにあったのは、超強力なパワースポットたちでした。
まずは、「玉姫大神」 。そのパワーにあやかるため、隣のお店で土産用の鳥居を購入してしまったほどです。
(これです。 ♪ニャン)
そこから、伏見稲荷とは関係なさそうな新興宗教の匂い(現世利益)がする神様たちがずらりと続きます。「脳天大神」「大学大神」「眼力大神」「おせき大神」に、
「金繁大神」・・・(笑)
しかし、どちらもパワースポットとして強力なので、ほんとに効くかもしれません。
そして、この山で一番のパワースポットだと感じた「釈迦堂」。「なんで、こんなところに金ぴかの釈迦像が?」とっても不思議だったのですが、ここ、ものすごいパワースポットです。パワースポット特有のこめかみ辺りにくる痛みがキーンではなく、キンキンキンと金属音のように響いてきます。ちょっと危険な強さ。
「釈迦堂」に引けをとらない強さの「間力大神」。ピリピリした痛みがきます。どうやら、伏見稲荷とは違う宗教のようです。
こちらもピリピリしています。「産場大神」。
不思議空間の参道を通り終えると、最初にきた「第二鳥居」の付近に出ました。すると、ものすごい人の波が。朝8時台に出発して山を一周し、戻ってきた今は10時ちょい過ぎ。この時間帯になると、観光客や参拝客でいっぱいになるようです。これから、「四つ辻」辺りは大渋滞になるのではないでしょうか。朝早く起きてきてよかったー、と思える瞬間でした。
伏見稲荷大社は、「楼門→鳥居のトンネル→四つ辻を巡る観光エリア」と「長者社神蹟→薬力の滝→御膳谷を巡る聖地エリア」と「世俗っぽくて新興宗教的なんだけど強力なパワースポット・エリア」の組み合わせといった感じがしました。一言でいえば、「聖と俗が混在している宗教テーマパーク」でしょうか。
けっきょく、巨大すぎてとてもその全貌をつかむまでには至りませんでした。隅々まで探索すれば、もっともっとパワースポットを発見できたのかもしれません。楽しかったので、また来ようと思います。
《おわり》