天才詩人こうやまあきらのブログ!

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伊勢丹府中店、閉店

地方へ出張したり、旅行したりするとき、よく地方百貨店を見にいきます。
県庁所在地の一等地に、ドーンと構える本店を見上げると、まるでお城の天守閣を観光しているような気分になるからです。つい、一地方を領国として支配する「戦国大名」へ、イメージを重ねてしまうのです。
また、その多くが一時の隆盛が終わり、斜陽産業として風前の灯と化しています。そこに、「滅びの美学」を見出だしてしまったりもするのです。時代の移り変わりにより、やがて消えてなくなっていく運命に、たまらなく心ひかれてしまうのです(すんません、まだそう決まったわけじゃないけど)。
一時期、買い物をして紙袋を集めようとしたことがありました。でも、できませんでした。だって、買いたいものが全然無いから・・・あ、だから斜陽産業なんですね(おっと、しつれい!)。
・・・ まあ、そんなこんなで、できるだけ寄った際は写真に撮っています。ただ残念なことに、店内の情景を撮るのは、さすがに憚れます。なので外観だけでもお楽しみいただければと思います。


このカテゴリーは地方百貨店なので、取り扱うのはちょっと違うような気がしますけど・・・

伊勢丹府中店が9月末で閉店するそうです。
あれは90年代の中頃、駅前再開発の目玉として、地元商店街といろいろやりあっての開店だったと記憶しています。そりゃあ、競合する商店街としては迷惑この上なく、当然のことでしょう。かつて、あちらこちらで見られた光景だと思います。
あれから、20年以上がたちました。当事者は閉店が決まり姿を消します。一方の商店街にいたっては、さらなる駅前再開発ですでに姿を消しています。なんだか、勝者のいない不毛の競合だったような気がしてなりません。それも、あちらこちらで見られる光景であり、今後も繰り返される光景なのだと思われます。
日本経済の、日本社会の縮図的な問題を孕んでいる気がしてなりませんな・・・。
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とりあえず、何か一個でも買っておこう、っと。